リフォーム図面作成の全知識！ | 熊本でこれまでリフォーム施工を行ってきた事例を分かりやすく解説しています

リフォームを考えているけれど、「図面がない」「どこに依頼すればいいのかわからない」「費用がどれくらいかかるのか不安」…そんな悩みを抱えていませんか？

 

実際に、リフォーム経験者の大半が「図面作成の重要性を事前に理解していなかった」と回答しています。図面が不十分なまま工事を進めると、追加費用の発生・施工ミス・工期の遅れなど、思わぬトラブルに巻き込まれることも。特に配線・配管のミスは修正が難しく、最悪の場合は数十万円単位の追加工事が発生することもあります。

 

でも安心してください。この記事では、リフォーム図面作成の基本から、費用相場、無料で作成する方法、スムーズに進めるコツまでを徹底解説します。最後まで読めば、「自分に最適な図面作成の方法」が見つかるはずです。

 

リフォームの成功は、図面の精度で決まります。知らずに損をする前に、今すぐ確認しましょう。

 

リフォームにおける図面作成の必要性とは

リフォーム時に図面が必要な理由

 

リフォームを計画する際、図面の作成は極めて重要なプロセスです。適切な図面がないと、施工の精度が下がるだけでなく、計画のズレや追加費用の発生など多くの問題が生じます。ここでは、リフォームにおいて図面が必要な具体的な理由を詳しく解説します。

 

建築確認申請のため

 

リフォームの内容によっては、自治体へ「建築確認申請」を行う必要があります。特に大規模な間取り変更や耐震補強工事を伴うリフォームでは、建築基準法に適合しているかを確認するため、正確な図面の提出が求められます。建築確認申請の際に提出する主な図面は以下の通りです。

 

提出図面の種類	説明
平面図	建物全体の間取りや配置を示す図面
立面図	建物の外観を示す図面
断面図	建物の内部構造を縦方向にカットして示す図面
配置図	建物の敷地内での位置や周辺との関係を示す図面

 

適切な図面が整っていないと、審査がスムーズに進まず、リフォームの着工が遅れる可能性があります。

 

正確な工事のため

 

リフォーム工事は「設計図に基づいて正確に施工される」ことが基本です。特に以下のような施工では、図面の有無が施工の質を大きく左右します。

 

• 配管・配線工事：水道管や電気配線の配置が不明確だと、誤った施工につながる可能性がある。
• 壁や柱の撤去・補強：建物の構造を把握せずに工事を行うと、耐震性の低下につながるリスクがある。
• 設備の配置変更：キッチンや浴室の移動には、給排水設備や換気ダクトの配置変更が伴うため、詳細な図面が不可欠。

 

追加費用のリスクを減らすため

 

リフォームの見積もりは、施工範囲が明確であるほど正確になります。図面が不十分な場合、以下のようなトラブルが発生し、追加費用の原因となることがあります。

 

• 解体後に想定外の構造が判明し、工事内容の変更が必要になる
• 配管・配線の位置が正確でなく、施工後に修正が発生する
• 見積もり段階で考慮されていなかった補強工事が追加される

 

事前に詳細な図面を作成しておくことで、これらのリスクを最小限に抑えることができます。

 

図面がない場合のリフォームへの影響

 

リフォームを進める際、既存の図面がない場合にどのような影響があるのかを考える必要があります。図面がないことによって発生するリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。

 

構造変更時のリスク

 

リフォームでは、間取りの変更や壁の撤去が行われることがあります。しかし、図面がない場合、以下のようなリスクが発生します。

 

• 撤去してはいけない壁を誤って取り壊してしまう
• 耐震性能が低下し、建物の安全性が損なわれる
• 梁や柱の配置を考慮せずに施工し、強度不足につながる

 

これらのリスクを回避するためには、リフォーム前に建築士や施工業者による現地調査を行い、必要に応じて図面を新たに作成することが重要です。

 

施工ミスの可能性

 

リフォームでは、細かな寸法が正確に伝わらなければ、施工ミスにつながる可能性があります。図面がない状態で施工を進めると、以下のような問題が発生します。

 

• キッチンや浴室の配置変更時に給排水管の接続がずれる
• ドアや窓の位置が正確に把握できず、開閉に支障が出る
• 電気配線の経路が不明確で、照明やコンセントの配置ミスが起こる

 

このようなミスを防ぐためには、リフォーム前に現場を詳細に測定し、可能な限り正確な図面を作成することが必要です。

 

追加費用が発生しやすい

 

図面がない場合、施工が進むにつれて新たな問題が発覚し、それに伴い追加工事が発生するケースが多くなります。以下のような理由で追加費用がかかることがあります。

 

• 施工途中で構造的な問題が発覚し、補強工事が必要になる
• 配管や配線の配置が異なり、予定外の工事が発生する
• 新たに設備を移設する必要があり、工事費用が増加する

 

追加費用を抑えるためには、リフォーム前の段階で可能な限り詳細な調査を行い、必要な図面を作成することが重要です。

 

リフォーム 図面作成の方法と手順

リフォームの図面作成を依頼する方法

 

リフォームの図面作成には、専門的な知識と技術が必要なため、依頼先を慎重に選ぶことが重要です。依頼先には主に「建築士・設計士」「リフォーム会社」「DIY（自作）」の三つの選択肢があり、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで選ぶことが求められます。

 

建築士・設計士に依頼する

 

建築士や設計士に依頼する場合、建築の専門知識を活かした正確な図面が作成され、建築基準法などの法規に適合した設計が可能になります。特に大規模なリフォームでは、耐震補強や建築法規の適用が必要となるため、専門家に依頼するのが最適です。

 

メリット	デメリット
専門的な知識に基づいた正確な図面作成が可能	費用が高くなる傾向がある
建築基準法や耐震基準を満たした設計が可能	依頼から完成まで時間がかかる場合がある
施工業者との調整もスムーズに進む	細かい修正には追加費用が発生することがある

 

リフォーム会社に依頼する

 

リフォーム業者に図面作成を依頼することで、施工計画と一体化したスムーズなリフォームが可能になります。特に、小規模なリフォームでは、リフォーム会社が提供する簡易的な図面で十分な場合もあります。

 

メリット	デメリット
施工業者と直接調整ができるため、計画がスムーズに進む	設計の自由度が低くなることがある
追加工事の相談も容易	施工業者によっては図面作成のクオリティに差がある
施工とセットで依頼することで費用を抑えられることも	施工費とセットになり、コストが不透明になりがち

 

DIYで作成する方法

 

簡単なリフォームの場合は、自分で図面を作成することも可能です。特に間取り変更のないリフォームや、DIYでの小規模な改修を計画している場合には、無料の間取り作成ソフトなどを活用して自作することも検討できます。

 

メリット	デメリット
費用を大幅に抑えることができる	専門知識が必要で、素人には難しい
自分のアイデアを自由に反映できる	建築基準法に適合しているか不明確になりやすい
修正を自由に行える	施工業者に提出する際に追加の調整が必要になる場合がある

 

このように、依頼先によってメリット・デメリットが異なるため、リフォームの規模や目的に応じて適切な選択をすることが重要です。

 

リフォーム図面の種類と特徴

 

リフォーム図面にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる役割を持っています。どの図面が必要かは、リフォームの内容によって異なります。

 

平面図

 

平面図は、建物の間取りを真上から見た図で、リフォームの設計を進める上で最も基本的な図面です。壁の配置やドア・窓の位置、部屋の広さなどが記載されており、施工の際の基準となります。

 

記載内容	説明
壁の配置	部屋の仕切りや間取りの構成
窓・ドアの位置	開口部の配置を示す
家具・設備の配置	収納やシステムキッチンの位置など

 

立面図

 

立面図は、建物の外観を側面から見た図面で、リフォーム後のデザインを確認する際に用いられます。外壁の変更や窓のサイズ変更など、外観に関わるリフォームでは必須の図面です。

 

記載内容	説明
外壁のデザイン	仕上げ材や塗装の種類
窓・扉の配置	サイズや高さの調整
屋根の形状	勾配や素材など

 

施工図

 

施工図は、工事を行う際に使用する詳細な図面で、施工業者に具体的な指示を伝えるために作成されます。特に配管工事や電気工事を伴うリフォームでは、正確な施工図が必要です。

 

記載内容	説明
配管のルート	給排水の経路を示す
電気配線	照明やコンセントの配置
材料の仕様	施工に使う素材や部品

 

配線図・設備図

 

配線図や設備図は、電気設備や配管設備の詳細を示した図面で、特に水回りのリフォームや電気工事が必要な場合に重要です。

 

記載内容	説明
照明の配置	明るさのバランスを考慮した照明計画
コンセントの位置	使い勝手を考慮した配置
配管の流れ	給水・排水の接続計画

 

このように、リフォームの種類によって必要な図面は異なるため、計画段階でどの図面が必要なのかを明確にしておくことが重要です。

 

リフォーム図面の作成費用と相場

リフォーム図面作成の一般的な費用

 

リフォームの規模や内容によって、図面作成にかかる費用は大きく異なります。依頼先によって費用の相場も変わるため、それぞれの特徴を把握したうえで適切な選択をすることが重要です。

 

建築士に依頼する場合

 

建築士に依頼すると、リフォームに必要な各種図面を正確に作成してもらえます。特に、間取りの大幅な変更や耐震補強などを伴うリフォームでは、専門家による設計が必要不可欠です。

 

依頼内容	費用相場（税抜）	特徴
基本設計（平面図・立面図）	10万円～30万円	間取り変更やデザイン提案が含まれる
施工図作成	20万円～50万円	詳細な施工指示を含む図面
確認申請用図面	15万円～40万円	建築基準法適合のための書類作成

 

建築士に依頼することで、建築基準法や自治体の規則に適合したリフォーム計画を立てることができ、安心して施工を進めることができます。

 

リフォーム業者に依頼する場合

 

リフォーム業者が図面作成を行う場合、施工計画とセットになっているため、スムーズなリフォームが可能になります。ただし、建築士のような詳細な設計図を作成するわけではなく、施工に必要な基本的な図面を提供するケースが多いです。

 

依頼内容	費用相場（税抜）	特徴
簡易平面図の作成	3万円～10万円	施工に必要な間取り図のみ
施工指示図の作成	5万円～15万円	施工内容が明確化される
配線・配管図の作成	8万円～20万円	給排水設備や電気工事を伴う場合に必要

 

リフォーム業者に依頼する場合、施工とセットで依頼できるため、コストを抑えながらスムーズに進められる点がメリットです。

 

無料でリフォーム図面を作成する方法

 

リフォームの図面作成には専門的な知識が必要ですが、無料で利用できるツールやサービスを活用することで、費用をかけずに作成することも可能です。

 

フリーソフトの活用

 

無料で使える設計ソフトを利用することで、リフォーム図面を作成することができます。以下は、無料で利用できる代表的なフリーソフトの一覧です。

 

ソフト名	特徴	対応OS
Sweet Home 3D	初心者向けの簡単な間取り作成	Windows・Mac
Jw_cad	建築設計向けの無料CADソフト	Windows
SketchUp Free	3Dデザインも可能なフリー版	Webブラウザ

 

無料ソフトを活用すれば、簡単なリフォーム図面を自分で作成することが可能です。ただし、正確性に欠ける場合があるため、施工業者と相談しながら作成することを推奨します。

 

図面作成にかかる時間と効率化のポイント

 

リフォームの計画を進める際には、図面作成にどの程度の時間がかかるのかを把握しておくことが重要です。また、効率的に進めるためのツールや方法も活用することで、スムーズなリフォームが実現できます。

 

通常の作成期間

 

図面の作成にかかる時間は、リフォームの規模や依頼先によって異なります。

 

作成方法	作成期間の目安
建築士に依頼	2週間～1か月
リフォーム業者に依頼	1週間～3週間
自作（フリーソフト）	1日～数日

 

建築士に依頼する場合、詳細な設計が必要なため、時間がかかることが一般的です。一方で、リフォーム業者の場合は、施工計画と同時に作成が進められるため、比較的短期間で図面が完成することが多くなります。

 

リフォーム図面の作成には、さまざまな方法と選択肢があり、コストや時間、精度などを考慮したうえで最適な方法を選ぶことが重要です。無料で作成する方法や、効率化のためのツールを活用することで、コストを抑えながら理想的なリフォームを実現することが可能になります。

 

まとめ

リフォームの成功には、正確な図面作成が不可欠です。図面がないまま施工を進めると、配線や配管のミス、間取り変更時の誤差、予算超過など、さまざまな問題が発生する可能性があります。特に配線や設備の配置ミスは修正が難しく、結果的に数十万円の追加費用が発生することもあります。

 

リフォーム図面を作成する方法は大きく分けて三つあります。建築士に依頼すれば専門的な設計が可能ですが、費用が高くなりがちです。リフォーム会社に依頼すれば、施工と一貫して進められるため手間を省けます。一方、DIYで作成すれば費用を抑えられますが、施工業者への説明が難しくなる場合があります。それぞれの方法のメリット・デメリットを理解し、自分のリフォーム計画に適した選択をすることが重要です。

 

費用面では、建築士に依頼すると10万円以上かかることが一般的ですが、リフォーム業者であれば見積もりとセットで低コストになるケースもあります。また、無料で図面を作成できるフリーソフトを活用すれば、コストをかけずに簡単な間取り図を作成することも可能です。ただし、精度が求められる場合は、専門家のチェックを受けることを推奨します。

 

リフォームの計画段階では、施工範囲や予算の整合性をしっかり確認することが大切です。特に、耐震補強や水回りの移設など、追加工事が発生しやすい部分については慎重に検討する必要があります。計画の段階でしっかりと図面を準備しておくことで、施工後のトラブルを最小限に抑え、スムーズなリフォームが実現できます。

 

リフォーム図面作成は単なる設計作業ではなく、リフォーム全体の成功を左右する重要なステップです。適切な方法を選び、必要な知識を身につけることで、納得のいくリフォームを進めることができます。

 

よくある質問

Q. リフォームの図面作成にはどれくらいの費用がかかりますか？
A. リフォームの図面作成費用は、依頼先や作成する図面の種類によって異なります。建築士に依頼すると10万円から30万円程度が相場ですが、リフォーム業者なら施工とセットで5万円から15万円程度になることが多いです。DIYで作成する場合はフリーソフトを活用すれば無料で作成可能ですが、精度に注意が必要です。特に耐震補強や大規模なリフォームでは、専門家のチェックを受けることをおすすめします。

 

Q. リフォームの際に図面がないとどんな問題が発生しますか？
A. 図面がない状態でリフォームを進めると、施工ミスや追加費用の発生リスクが高まります。特に、配管や配線の配置ミスが起こると、施工後に修正が難しくなり、追加工事費が数十万円単位でかかることもあります。また、建築基準法の確認申請が必要なリフォームでは、正確な図面がなければ工事の許可が下りないこともあります。リフォーム前にしっかりと図面を準備し、施工業者と内容を共有することが重要です。

 

Q. 無料でリフォーム図面を作成する方法はありますか？
A. はい、無料でリフォーム図面を作成する方法はいくつかあります。フリーソフトを活用すれば、自分で間取りを作成することができます。例えば、Sweet Home 3DやJw_cadなどのソフトは無料で利用可能です。また、一部のリフォーム業者では、見積もりを依頼すると簡易図面を無料で作成してくれるサービスを提供しています。ただし、無料の方法では精度が不足する場合があるため、施工業者と相談しながら進めることが大切です。

 

Q. リフォームの図面作成にはどのくらいの時間がかかりますか？
A. 図面作成にかかる時間は、リフォームの規模や依頼先によって異なります。建築士に依頼する場合は詳細な設計が必要なため、2週間から1か月程度かかることが一般的です。リフォーム業者に依頼すると、施工計画と並行して進めるため、1週間から3週間程度で作成されることが多いです。自作する場合は、ソフトの使い方に慣れていれば数日で作成できますが、精度を確保するためには十分な時間を確保することをおすすめします。

 

店舗概要

店舗名・・・小工事＆リフォーム専門店【リフォームくらさき】

所在地・・・〒860-0862 熊本県熊本市中央区黒髪6丁目8－37

電話番号・・・096-343-8888